docomo版iPhone 5sユーザーは決断を迫られる

2015/08/09 2015/08/14

iPhone 6sは9月9日（水）にAppleから公式発表

iPhone 6s / 6s Plusの公式発表はどうやら9月9日（水）で確定のようです。

米アップル、新型ｉＰｈｏｎｅを来月９日に発表か

ニューヨーク（ＣＮＮＭｏｎｅｙ）米アップルは９月９日に新型ｉＰｈｏｎｅを発表するとの見通しが強まっている。
新型ｉＰｈｏｎｅは感圧タッチや高性能カメラ、高速プロセッサなどを搭載すると予想されている。
米情報サイト「バズフィード」によると、１２．９インチの「ｉＰａｄ　Ｐｒｏ（アイパッド・プロ）」も同時に発表される可能性がある。

http://www.cnn.co.jp/tech/35068605.html

元々別記事でも過去数年のAppleのiPhone発表タイミング、複数メディアの報道（噂レベルも含む）から9月9日（水）だと予想していましたが、CNNでも報じられたことからほぼ確定と言えます。

docomoのiPhoneの取り扱い開始から2年が経過

日本国内ではSoftbankが先行してiPhoneの取り扱いを始め、次いでau、docomoは国内既存メーカーとの関係からiPhoneの取り扱いには慎重でしたが、MNP転出の増加などによるシェアの低下を受けて今から約2年前、2013年9月20日より、「iPhone 5s」、「iPhone 5c」の取り扱いを開始しました。

報道発表資料: NTTドコモとApple、日本でiPhoneを9月20日（金曜）より提供開始
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモとApple®は本日、世界で最も先進的なスマートフォンとなるiPhone® 5s、これまでで最もカラフルなiPhoneであるiPhone 5cの両モデルを、9月20日（金曜）よりドコモのネットワークで利用可能にすることを発表しました。

https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2013/09/11_00.html

つまりdocomoでiPhoneを利用しているユーザーの大半は、今回のiPhone 6sが初めてのiPhone機種変更となるわけです。

購入者の6割以上がiPhoneを選ぶ、キャリア別シェアはドコモが4割、と言われておりその数は数百万人規模です。

docomo版iPhone 5s（5c）ユーザーは以下の決断を迫られます。

1. そのままドコモでiPhone 6sに機種変更する

2. auかSoftbankにMNPしてiPhone 6sを購入する

3. SIMフリー版 iPhone 6sを購入して、今話題のMVNO（格安キャリア）へ移行する

これらの選択肢はauやSoftbankユーザーも同じなのでは？と思われたかもしれませんが、実はdocomoだけ事情が大きく異なります。

docomoのまま機種変更すると大幅値上げ＆データ容量減になる

以前キャリアの学割が発表されたとき、各キャリアの条件について詳細を明記しました。

関連記事：【2015 学割比較】au＞ソフトバンク>ドコモの評価

・3社で唯一カケホーダイ（月額2,700円）加入必須

auとソフトバンクは、音声通話をあまり使わないユーザーのために従来の基本料金プラン（月額934円）も選べるようになっています。

しかしドコモは基本料金が2,700円になるので、割引を適用されてもLINEコールなどで音声通話を使わないユーザーにとっては実質値上げになる可能性もあります。

自分自身が以前書いた記事からの引用ですが、ドコモだけカケ・ホーダイが必須です。

【現在のdocomo版iPhone 5sの一般的な最安プラン】

2年前にiPhone 5sを契約したユーザーがiPhone 6sに機種変更した場合以下のように料金が変わります。

※iPhoneを分割ではなく一括で購入した場合

【現在】

基本料金：734円

パケット料金（7GB）：5,200円

月々サポート：-2,940円

その他もろもろ：291円

合計：3,285円（税別）

【機種変更後】

基本料金（カケホーダイ）：2,700円

パケットパック（5GB）：5,000円

月々サポート：-2,940円

その他もろもろ：291円

合計：5,051円（税抜）

【変更点】

通話料金が定額になる

パケットデータ容量が2GB減る

合計支払額が、月々1,766円増える

これはiPhoneの機種代を一括で購入（約8万円～10万円）した場合なので、機種代を分割で購入した場合月々の支払い金額がプラス3,000円程度増えて【機種変更後】ならば約8,000円（税抜き）になります。

ちなみに【現在】というのは実際に自分が今適用されている料金体系です。

通話はLINEコールなどメッセージで十分なため通話定額は必要なサービスではありません。

しかし必要なサービスであるパケットデータ容量が2GB減ってしまいます。

docomoは8GBのパケットパックも提供していますが、こちらは料金が6,700円と1,700円高くなります。

結局どれが一番良いのか

ここで改めてdocomo版iPhone 5sユーザーが迫られている3つの決断を整理します。

1. そのままドコモでiPhone 6sに機種変更する

2. auかSoftbankにMNPしてiPhone 6sを購入する

3. SIMフリー版 iPhone 6sを購入して、今話題のMVNO（格安キャリア）へ移行する

一応第4の選択肢として「機種変更せずにドコモでiPhone 5sを使い続ける」というのがありますが最もお得ではないのでここでは選択肢として入れていません。

個人的な結論として、新しく制度が定められたSIMロック解除にiPhone 6sに対応するなら1を、対応しないなら3を選択する予定です。

この記事を書いた人
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ふくえもん / FUKUEMON

デジタルマーケティングまわりを得意としています。主な職務経歴は、Twitter、Instagram、Facebookなどソーシャルデータを中心としたビッグデータ分析、オンライン英会話事業の立ち上げと運営、SNS広告運用、SEO事業など。お問い合わせ、ご依頼などは以下のページをご覧ください http://fukuemon.me/about-me/