【レビュー】Amazon Echo(アマゾン エコー)も購入!Google Home(グーグルホーム)と比較
AI(人工知能)を搭載するスマートスピーカー、先月10月6日にGoogle社からGoogle Home(グーグルホーム)が発売され即日購入しましたが、今月11月15日にはAmazon社からAmazon Echo(アマゾンエコー)が発売され同じく即購入しました。
先日Google Home(グーグルホーム)に関するレビュー記事
【レビュー】Google Home(グーグル ホーム)にきわどい質問をしたらどうなるか?
を書きましたが、Google Home(グーグルホーム)に続き比較も含めてレビューしていきます。
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先日の記事でも書きましたが、スマートスピーカー(AIスピーカー)はプラットフォームビジネスのため、スマートフォンのOSやSNS市場と同じように、winner-take-all(勝者総取り)の市場です。
予想では市場リーダーはAmazon VS Googleの一騎打ちとなり、第3極にAppleが割って入るか?だと考えています。
スマートスピーカーの購入を検討している人はAmazonかGoogleのどちらか、もしくは自分みたいなガジェオタは2つ買うのがオススメです。
予想以上に小さくてコンパクトサイズ
今回購入したのは、Amazon Echoのなかでも最も小さく最も安いAmazon Echo Dot(アマゾンエコードット)です。
左の黒いのがAmazon Echo Dot(アマゾンエコードット)、右側の白いのがGoogle Home(グーグルホーム)です。
Amazon Echo Dot(アマゾンエコードット)は5,980円で、現時点では招待メールを受け取ったユーザーのみ購入することが出来ます。
なお、プライム会員は2,000円引きなので実質3,980円で購入することが出来ます。
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廉価版のEcho Dot以外に通常バージョンのAmazon Echo(アマゾンエコー)、高機能版のAmazon Echo Plus(アマゾンエコープラス)も招待メールを依頼してましたが、本日時点で招待メールが来たのはEcho Dotのみです。
このモデルが一番在庫が多いのかもしれませんね。
価格はAmazon EchoのほうがGoogle Homeより同じグレードでも数千円程度安くなっています。
大きさを比較するために、一番左にAppleのマジックマウスを置くとこんな感じです。
スマートホームのハブとなるスピーカーと聞くと、なんか昔のステレオコンポみたいにどっしりしたイメージがありますが、実際はパソコンのマウスよりちょっと大きい程度なので複数家においても邪魔にならないのが良いですね。
Amazonで買い物が出来る
さて、Amazon Echo(アマゾンエコー)の最大の強みはAmazonが提供する様々なサービスと連携していることです。
例えば買い物をするにもスピーカーに話しかけるだけで完了します。
「アレクサ、水を買いたい」
→「アマゾンで”水”で検索したところ、◯◯が一番最初に見つかりました。購入しますか?」
ここで「購入する」と答えるとAmazonのウェブサイトで購入するのと同じように注文が完了します。
これは目が不自由な方、手や足が不自由で動くのやキーボード入力が大変な方には非常に便利です。
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また、音楽の再生もプライム会員であればPrime Musicを追加料金なしで聴くことが出来ます。
以前Google Homeのレビューで書いたようにGoogleの場合はSpotify、Google Play Musicなど専用の有料サービスへの登録が必要です。
プライム会員はお急ぎ便、日付指定便、割引、セール、プライムビデオなど複数のサービスが一緒になっているので、専用の音楽ストリーミングサービスに入るのはちょっと・・・という人にもオススメです。
販売スタッフ Alexa
Prime Music再生中に「ZARDの音楽をかけて」とアーティスト名指定を試してみました。
すると、
「Prime MusicではZARDの曲は見つかりませんでしたが、Amazon Music Unlimited に登録すると聴くことが出来ます。Amazon Music Unlimitedの詳細について聞きたいですか?」
と、Prime Musicの上位プランであるAmazon Music Unlimitedの紹介をされました。
「はい」と答えるとAmazon Music Unlimitedのサービス概要、30日間の無料期間などの説明が始まりました。
あまりに自然なサービス紹介にビックリしましたが、サービスの説明が終わった後に
「ZARDの曲を聴くために、30日間の無料期間Amazon Music Unlimitedに登録しますか?」
と無料トライアルへと誘導されました。
まさかサービスの説明だけでなく、申し込みまでAmazon Echo(アマゾンエコー)で完結するとは思いませんでした。
しかも、
→「音楽を聴いている」
→「好きなアーティストの曲が聴きたい!」
→「残念ながら今のプランでは聞けませんが、上位プランなら聞けますよ!」
→「サービスの概要はこんな感じで無料期間もあります!」
→「どうです?今申し込んじゃいますか?」
と自然な流れで誘導され、思わず「申し込む」と答えてしまうところでした。
デジタルマーケティングの世界では、メールマーケティング、ネット広告などを使い、消費者をコンバージョンさせる(購入、成約)方法が日々試行錯誤されていますが、頑張って魅力的な広告クリエイティブを作るより、こうして日常の中でスマートスピーカーを使いコンバージョンへ持っていく方法は新たなデジタルマーケティングの方法を見つけた感じでした。
まとめ
Google Home(グーグルホーム)とAmazon Echo(アマゾンエコー)どちらが良いか?
と訊かれると一概に比較することは出来ないため回答が難しいです。
日本語の認識精度については体感ではわかるほどの差はありません。
Amazon Echo(アマゾンエコー)は当然Amazonとの強力な連携がありますが、Google Home(グーグルホーム)も数々のGoogleサービスとの連携があります。
またサードパーティアプリとの連携も重要です。
Google Homeは発売からまだ1ヶ月あまりですが、その間にラジオアプリ「radiko」と連携したり、ポケモンのピカチュウと会話出来る機能などが新たに加わりました。
このようにスマートフォンのOSとサードパーティのアプリの関係のように、今後他社含めてどれほど機能と利便性を高めていけるかで勝敗が決まるでしょう。
アップルがiPhone(iOS)を中心としたエコシステムでスマートフォン市場を制し世界一の時価総額企業になったように、AIを活用したスマートスピーカー市場は今後のデバイス市場のハブとなり、この覇権を取ったところが次のデジタル市場の王者になりそうです。
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