【SEO業者対策】 モバイルフレンドリーアップデート編
2015/08/14
昨日Googleの公式ウェブマスターブログで報告されたように、Googleの検索エンジンアルゴリズムにモバイルフレンドリーアップデートが適用されました。
スマホに対応している「モバイルフレンドリー」な設計になっているかどうかをランキング順位の判断基準に加え、日本を含む世界での検索結果に影響します。
自分のサイトが対応しているかどうかは下記のGoogle Developersページに、URLを入力すれば判定してくれます。
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大規模アップデートはSEO会社の収穫期
検索エンジンに大規模なアップデートがあるとそれに対応したSEO(検索エンジン最適化)が求められます。
ECサイトを運営している個人事業主や中小企業などは自社のサイトがペナルティの対象にならないかどうか不安になると思いますが、そんなときに気をつけないといけないのが悪質なSEO業者です。
通称「ブラックハットSEO」と呼ばれており、裏技的なSEO対策を行います。
裏ワザと言うと一見効果がありそうな感じですが、お金を払っても効果がないから悪質なのです。
最近Gunosy経由で見たブログで非常にリアルで面白い体験談があったので紹介させて頂きます。
SEO業者に35万円払ったが、最悪な結果となったのでブログをはじめました。本当にありがとうございました。
今回のアップデートを期に電話営業で「モバイル対応しないと大変なことになる!」と不安を煽ってくる悪質なSEO業者が出てきそうなので、モバイルフレンドリーアップデートに関する注意点をいくつか書いていきます。
1. 影響を受けるのはスマートフォンからの検索のみ
今回のアップデートで順位に影響があるのはスマートフォンを使ったモバイル検索のみで、パソコンはもちろんタブレットからの検索も対象外です。
将来的にデスクトップ検索にも影響する可能性はありますが、現時点ではスマホのみです。
そのためGoogle Analyticsで自社のサイトへのアクセスを見た時、パソコンからのアクセスがほとんどの場合慌てて対応する必要はありません。
2. 影響はページ単位で、サイト全体の順位に影響するわけではない
スマホ対応しているかどうかの判断は、1ページ単位で行われます。
全てのページをスマホ対応に作り変えるのは手間がかかりますが、一部のページだけなら比較的時間がかからないと思います。
そのため自社にとって重要なページだけをとりあえずスマホ対応にしておくのも一つの手です。
3. モバイルフレンドリーかどうかよりサイトの質を重視
Googleの公式ガイドから引用すると
モバイルフレンドリーでないサイトやページは検索から削除されるのですか?
モバイル フレンドリーであることは重要ですが、検索結果の掲載順位決定においては、様々なシグナルが利用されています。検索クエリの意図は大変重要なシグナルです。ですので、たとえクオリティの高いコンテンツが掲載されているページがモバイル フレンドリーではなかったとしても、関連の強いクエリでは高い順位に掲載される可能性があります。
とあります。
つまりスマホ対応しているかどうかは検索順位を決める様々な判定基準の一つであり、対応していないからといって良質なサイトの順位が落ちるわけではないということです。
自社のサイトが今まで一定のアクセスを得てきたサイトなら、急にガクンと順位が落ちることはないでしょう。
まとめると
今回の「モバイルフレンドリーアップデート」は過去の「ペンギンアップデート」や「パンダアップデート」同様大規模なものとなりますが、あまり不安にならず徐々に対応していけば良いと思います。
くれぐれも不安を煽ってくるような悪質なSEO業者に騙されないようにしましょう。
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