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NewsPicksアカデミア開始から1ヶ月、「月額5,000円の価値」はあったのか?を検証

      2017/05/10


経済ニュースプラットフォーム「NewsPicks」(ニューズピックス)が提供する、「NewsPicksアカデミア」がサービス開始から1ヶ月が経ちました。

 

元々NewsPicks利用歴約3年のヘビーユーザーではあるが、月額1,500円のプレミアムプランにもたまに(合計で6~7ヶ月程度)しか申し込まず、それ以外は無料ユーザーでやってきました。

 

そんな自分ですが、愛用しているサービスへの恩返しと物は試しということで、受付開始の4月10日に申し込みました。

今日が5月8日のため、自分を含めてほとんどの現会員が登録してまもなく1ヶ月になります。

運営側からすれば、どれくらいの人が継続するか(もしくは解約するか)、ドキドキの時期でもあります。

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プレミアム会員とアカデミア会員の比較

プレミアム会員(月額1,500円)とアカデミア会員(月額5,000円)のざっくりとした比較は以下の通りです。

np-academia1

※ https://newspicks.com/subscription/ から画像引用

 

簡単に言うと、プレミアム会員の有料記事閲覧などに加えて、月1回無料でオリジナルイベントへの参加やビジネス書がついてきます。

 

サービスの紹介についてはここで書いてもしょうがないので、アカデミア会員について詳しく知りたい人は公式ページをご覧ください。

ここまではアカデミア会員にならなくてもわかることなのでここからが本題です。

 

NewsPicksアカデミア会員、月額5,000円の中身

まずNewsPicksオリジナル記事や有料メディアの閲覧についてはプレミアム会員(月額1,500円)と同じなので、以下はその差額分(3,500円)の価値になります。

 

・NewsPicksアカデミアレター配信 計4回

・オリジナルイベント参加(自分が参加するのは、5/9軍地彩弓×大室正志「スマートワーク」)

・特別試写会への無料招待

・電子書籍「リーダーの教養書」のダウンロード

 

ざっくり書くと以上の4つです。

アカデミアレターについては、毎週異なる人がメルマガ形式で送ってきます。

誰が書いたかは会員限定ということで伏せますが、ビジネスライクな内容というよりその人が個人的に思い入れがあるものについて綴られています。

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オリジナルイベントについては、自分が参加するのは明日なのでまだ現段階ではなんとも言えません。

アカデミア会員以外だと参加費が3,000円なので、このイベントで満足すればそれだけで3,500円分の3,000円の価値(85%の価値)がペイ出来たことになります。あ、大室氏と軍地氏にプレッシャーをかけているわけではないです、念のため。

 

特別試写会は某洋画の先行試写会であり、サプライズでした。こういった当初のサービス一覧に書いていない付加サービスがあると好感度があがりますね。

 

電子書籍「リーダーの教養書」のダウンロードについてですが、これは良い意味で期待を裏切られました。

本の受け取りについては、郵送(紙ベース)か電子書籍を選べるのですが、自分は保管の優位性を考えて電子書籍を選びました。

 

ただ、電子書籍はNewsPicksが提供しているBook機能で配布されるものだと思っていました。

アプリの利用率を高めたい、プラットフォームの囲い込みを行いたい会社にとっては当然の戦略です。

 

しかし実際には、Kindleなどで読めるように、epub、azk、mobiの3ファイル形式で配布されました。

それぞれのファイル形式の対応端末、アプリの利用手順もとても丁寧に説明されていて好感が持てました。

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まとめ

月額5,000円(プレミアム会員差額の3,500円)の価値があったか否か?

オリジナルイベントへの参加が明日で、まだ全てのコンテンツを享受していないため判断が難しい段階ではあります。

ますます明日のイベントへの期待が高まります。(あ、大室氏と軍地氏にプレッシャーをかけているわけではないです)

 

ただ考えなければならないのは、オンラインサブスクリプションは直接競合する業種ではなくとも、常に他社とのシェアの奪い合いということです。

例えば、昨日Google Driveの100GBの有料プランを申し込みました。こちらは年額2,500円(月額換算208円)です。

価格でいえば、アカデミア会員の月額料金の半分で1年間100GBのクラウドストレージが利用出来ます。

 

もちろん、NewsPicksが提供するコンテンツとクラウドストレージでは全く提供するものが違います。

しかしインターネットでは無料で利用出来るサービスが溢れており(NewsPicksもGoogle Driveも含まれる)、有料、特に継続的に費用が発生するサブスクリプション形式の場合、限られたユーザーの財布を奪い合う視点(しかもインフラと違って必須でもなければ、無料でも一定のサービスが受けられる)で考えれば、全てのオンラインサブスクリプションは競合と言えます。

 

長々と書きましたが、明日のイベントと一期生会員限定の感謝祭、また今後のサービスの発展を期待しています。

 

※サムネイル画像及び記事中の画像はNewsPicks公式サイトからの引用です。


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デジタルマーケティングまわりを得意としています。主な職務経歴は、Twitter、Instagram、Facebookなどソーシャルデータを中心としたビッグデータ分析、オンライン英会話事業の立ち上げと運営、SNS広告運用、SEO事業など。お問い合わせ、ご依頼などは以下のページをご覧ください http://fukuemon.me/about-me/

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