Gunosyにサイバーエージェントのステマ記事が流れてきたという皮肉
2015/07/22
CAがネイティブアドの「広告」表示を消すように組織的に指示した疑い
今日のGunosy夕刊でこの画像の記事が飛び込んできました。
リンク先はサイバーエージェント公式サイトのIR掲示板で、株主からある記事の真偽と対応について回答を求められていました。
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そのある記事というのがこちら↓
サイバーエージェントなど特定企業の社員が違法なネイティブアドビジネスにぶっこんでいる件で
ざっくり説明をまとめると、「ネイティブアド」の広告配信時に表示される「広告」の文字を意図的に消すようにサイバーエージェントがウェブメディアに圧力をかけていたという内容です。
いわゆる「ノンクレジット(広告表記がない)広告記事」です。
これを行った場合、インターネット消費者取引に係る広告表示に関する景品表示法上の問題点及び留意事項に基づき違法な行為と認定されます。
ネイティブ広告
オンライン広告の手法の一つ。2014年1月現在、定義は統一化されていないが、ウェブサイトやブログ上に周囲の記事と同じ体裁で表示される記事型広告やタイアップ広告、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディア上に投稿として表示されるスポンサー広告などがネイティブ広告に当たるとされる。固定の広告枠に配置されるのではなく、ウェブ媒体のデザインや構成に合わせてコンテンツや記事と同様の体裁で制作・表示される点が特徴。読み物として充実している点も共通している。近年、米国で大手メディアが相次いで導入しており、日本でも注目が高まっている。一方で、読者が一目で広告とは判別しにくいことから、米国では政府当局が消費者保護のためネイティブ広告への監視を強めている。
出典元:kotobank
ネイティブアドというのは近年主流となっているインターネット広告であり、広告と投稿をざっくり分けてしまうのではなく、メディアの記事に自然と溶け込むように広告を配置します。
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例えば、このブログの中に自分が書いた記事以外に広告記事も掲載するようなものです。
ただし、その記事内容が企業からお金をもらって掲載した宣伝目的か、もしくは中立的視点から掲載したものなのか判別するためにネイティブアドには必ず「広告」という表示がつきます。
この「広告」表示を消すように指示した、簡単に言えば「ステマ」を行うように指示した問題です。
サイバーエージェントは、JIAAというネイティブアドの信頼性を向上させる社団法人の理事も送り出していることから更に騒ぎが大きくなっているようです。
実はGunosyも過去に「ステマ」を指摘されていた
Gunosyもネイティブアドを運用しており、通常の配信記事に混じって広告も配信しています。
当然記事のトップには一目で広告とわかるように「広告」の文字がついていますが、そのような広告表示を行わず特定の企業の宣伝記事をさも通常の記事のように配信していました。
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簡単に言えば、「ステマ」をやっていたということですね。
この記事はまずいくらSNSでシェアされてもGunosyには掲載されないだろうな。Gunosyのiemoのバイラル記事がウザすぎる件。
詳しいことは、この↑記事に書かれていますので気になる方は読んでみてください。
発覚のきっかけがUTMコードという、初歩的な部分です。
ある意味、ステマとバレるステマはまだ健全なのかもしれません。(違法だけど)
ステマと世間がわからないように、誤った認識を広めている企業があると思うともっと恐ろしいですね。
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