【注意】AmazonでIKEA(イケア)製品購入可能に、は「フェイクニュース」
2017/10/21
数日前にスウェーデンの家具量販店IKEA(イケア)の製品が、全世界のAmazonで購入可能になった、とニュースがありSNSでも話題になりました。
【世界】IKEA 製品、全世界のAmazonで購入可能に
https://ecclab.empowershop.co.jp/archives/41872
IKEA製品、Amazonで購入可能に
NewsPicksでも419Pickされており、多くの人がそのニュースの影響や変化についてコメントしています。
https://newspicks.com/news/2341112
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しかし調べてみたところ、2017年7月3日19時時点でこれは誤報のようです。
恐らく元ネタは、最初のリンクのeコマースコンバージョンラボの記事だが、以下のように追記されている。
2017/07/03 16:44更新
この記事は誤情報です。申し訳ありません。IKEA自体がAmazon上での販売を開始したと、弊社ライターが元記事を読み誤認し記載してしまいました。現在Amazon上には全世界において、IKEA商品をIKEA自体が販売をしている形跡は確認出来ず、転売業者が販売している商品が掲載されているのみです。また、IKEA自体がAmazonに出店するという事実も現時点では確認できておらず、そのような誤解を誘導するような表現を含んでしまっていたこともお詫び申し上げます。誤情報を発信し、お騒がせしてしまい大変申し訳ありません。
eコマースコンバージョンラボ編集部
昨今話題のフェイクニュースだが、大きく分けると2つのパターンがある。
1, 故意に誤った情報を報道し、何かしらの利益を得ることを目的としている
2, 故意ではないが検証が足りず、結果的に誤った情報を伝えること
今回のケースは、恐らく2である。
1のパターンが問題なのは言うまでもないが、2のパターンも増えている。
特にTwitterを始めとしたSNSの拡散により、情報元のみならず一般ユーザーも「本人が意図せずフェイクニュースを拡散することに加担」しているケースがある。
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更に問題なのが、フェイクニュースが拡散するスピードや影響に比べて、訂正記事はそれほど拡散されない。
結果的に誤った認識を持ったままの人が多く残ることになる。
では今回の場合、なぜ自分は気づいたのかというと先程「Amazon経由でIKEAの家具を購入しようとしたから」である。
しかし予想より商品ラインナップが少ないので、念のため調べてみた結果、訂正文が見つかりました。
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Amazonで「IKEA」と検索すると、実際に「販売元:IKEA」の商品はいくつか出て来る。
しかしAmazonに登録されているショップでも、必ずしも公式のものとは限らない。
事実「Apple純正」もしくは「販売元:Apple」と謳っているが実際はApple純正でもなんでもないサードパーティーの製品が溢れている。
ではIKEA(イケア)の製品を今後もAmazonで販売する予定はないのか?というと、無いと断定することはできず、ひょっとすると嘘から出たまことになるかもしれない。
しかし現時点では、情報元が誤報だと訂正したので信頼出来るソースから情報は得られていない状況である。
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