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あなたの牛丼ライフを変える人工知能アプリのメリットとデメリット

      2015/07/22


カード提示不要 座っているだけでスタンプがたまる

tamecco

 

近年ポイントカード商法が以前にも増して盛んになり、今やポイントカードを持たない小売店や飲食店はないぐらいです。

しかしどのお店もポイントカードを作るようになったため、財布の中がポイントカードでパンパンだという人も少なくないかもしれません。

 

近年はポイントカードをスマホアプリに置き換えて、アプリ画面の提示でポイントを貯めれるお店も増えています。

しかしポイントを貯めるためには、結局は店頭でカードやスマホを提示する必要がありそのカードを提示する時間や手間を考えた場合、果たして本当にカードを持ったほうが良いのか疑問です。

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購入金額の10%相当がポイントとして貯まるカードならともかく、1%だと1,000円分購入しても10円です。

毎回ポイントカードを提示する時間と手間を考えると、ひょっとしたらポイントカードを持たないほうが「時間はお金」の概念からするとお得なのかもしれません。

 

しかし最近吉野家と提携したことでワールドビジネスサテライト(WBS)にも取り上げられ、話題になっているアプリがあります。

それが人工知能搭載のスマホアプリ、「Tamecco (タメコ)」です。

tamecco2

 

牛丼チェーン吉野家が人工知能搭載型アプリ「Tamecco(タメコ)」のサービスを4月から始めると発表しました。タメコをダウンロードすると吉野家に来店するだけでポイントや特典などが得られるというものです。
タメコのコンテンツ配信は個人個人にあわせて配り分けることが特徴です。よく行くお店などの行動パターンやその人がいまどこにいるか把握する地理的状況、クーポンに対する反応が高いか低いかなど、すべてを人工知能が分析。個人個人の趣味嗜好にあわせて配信し、それぞれの人にとって迷惑メールにならないようにすることを狙っています。

http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/feature/post_87060/

 

このアプリの特長は主に2つあります。

 

1. 店内に設置されたBeacon(ビーコン)によって、カードやスマホを提示しなくてもポイントやスタンプがたまる

2. 人工知能が地理的条件、個人の生活習慣、趣味嗜好を分析して、その人にあったクーポンや情報が送られる

 

 

1つ目の仕様は、ざっくり言うと店内に設置している機械の電波内に一定時間いるとアプリがバックグラウンドで感知して来店ポイントなどを貯めてくれます。

これによってカードを持ち歩く必要がなく、かついちいちアプリを起動して店員にアプリ画面を見せる必要はありません。

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1つ目の仕様は他のアプリでも使われてきています。

以前紹介した「タイムウォレット」というアプリも同じ仕組みです。

 

このアプリの最大の特長は2つ目の人工知能です。

リンク先の動画でも紹介されていますが、例えばアプリを入れた人が同じ時間に同じ場所を通ってもそれぞれ違う種類のクーポンが届きます。

配信するクーポンを決める基準は、過去にその人の行動パターンやクーポンに対する反応などです。

 

例えばその人が毎週月曜日に肉を食べる習慣があるなら月曜日に肉系のクーポンを、前日に肉を食べたのなら翌日はさっぱりとした料理のクーポンを配信します。

tamecco3

 

 

Amazonやニュースキュレーションアプリがやっていることをリアルで実現する

これと同じようなシステムとして、Amazonのオススメ機能やニュースキュレーションアプリがあります。

これらも過去の購買履歴やその人の趣味嗜好に応じて情報を配信します。

 

これらのことはインターネット上のショッピングモールやアプリ内だけに留まっていましたが、それを実際の飲食店や小売で買い物をする際に実現したのがこのアプリです。

タイトルで牛丼と言っていますが、実際には牛丼だけでなく「学習塾」「サロン」「寿司屋」など多岐にわたります。

 

唯一にして最大のデメリット

このアプリはとても便利なのですが、最大のデメリットは常にGPSを使用しているためバッテリーの消耗が激しいです。

GPSを使うアプリは他にも沢山ありますが、このアプリは起動していなくてもGPSが起動しており、それをオフにするとアプリを一切使えなくなります。

 

他のアプリでも常時GPSを求める仕様はありますが、大抵その機能をオフにしていてもアプリ自体は使えるようになっています。

しかしこのアプリは常時GPSををオンにしないと、GPSを使わない機能にもアクセス出来なくなっています。

 

最近暖かくなってきたので、常時GPSがオンになっているとスマホが熱くなってしまうのも問題です。

細かいかもしれませんが、スマホは重要な生活インフラなので一つのアプリが極端にバッテリーを消耗してしまうのはちょっと困りものです。

 

 


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