楽天市場を抜け出して、自社ECサイトを運営するためのサービス
2015/08/14
「Amazonログイン&ペイメント」で自社ECサイトの弱点を解消
スマートフォンの普及に伴い、非常に苦しんでいたのが自社サイトでECを運営している人たちです。
以前はインターネットショッピングはパソコンから行うものだったため、決済情報の登録や住所の入力の手間も購入者にとってそこまで負担にならず、自社商品に魅力があれば売れる時代でした。
しかしスマートフォンの普及で、モバイルでのインターネットショッピングが日常化していくに従い、気軽に商品を購入出来るモールに今まで以上に人が集まり、モールを運営する楽天やリクルートなどが今まで以上に力を持つ仕組みが続いていました。
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そんな中、昨日アマゾンジャパンが発表した新サービスが自社ECサイトの救世主になるかもしれません。
煩わしさを解消 アマゾン決済で新サービス
アマゾン ジャパンは11日、新サービスの「Amazonログイン&ペイメント」を発表しました。これまでアマゾンでしか使えなかった支払い情報などを他社のオンライン決済でも使えるようになります。アマゾンでは扱えなかったミュージカルチケットなども買えるようになり、劇団四季などがサービスを導入しました。従来のECサイトではカートに商品を入れたまま決済をしない「成約離脱率」が66%にも上るという調査もありますが、今回のサービスでわずらわしさが解消できるといいます。
このサービスを使えば、消費者が自社ECサイトで商品を購入する際にAmazonに登録されているクレジットカード情報や住所を利用出来るため自社のECサイトでこれらの情報を入力する必要がなくなります。
ECサイトを運営する個人や中小企業にとって非常に素晴らしいサービスであると同時に、消費者にとっても今後気軽に小さなECサイトでインターネットショッピングを行うことが出来るようになります。
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サービスの詳細については公式サービスページ「Amazon ログイン&ペイメント」でご確認ください。
決済口座を「楽天銀行」に一本化にされた楽天市場
アマゾンをヒイキするわけではないですが、ECサイトを運営するときに楽天市場に出店するのはオススメしません。
ECC(楽天ECコンサルタント)からひっきりなしに広告出稿の営業電話がかかってくるとか、月額利用料やシステム手数料が高いとか、外部リンクが一切禁止されているとかいろいろありますが、一番の問題点は2014年に改正された決済口座の変更です。
「楽天市場」で代金の支払いに銀行振込を利用する際の振込先が、11月13日から楽天銀行の口座に一本化された。楽天は「お金の流れを把握し、楽天市場の安全性を高めるため」と説明するが、音響機器などを販売するサウンドハウスは「これまでの日本の商習慣ではありえない」と楽天市場からの撤退を表明するなど、店舗から批判の声も上がっている。
この変更に伴い自社が以前から利用してきた他の銀行の口座を使っての振込等が一切禁止されました。
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ショッピングの振込口座が全て楽天銀行に統一されるわけですから楽天にとっては取引金額が増えて最高ですが、出店側から見れば最悪な規約変更です。
加えてこの楽天銀行の口座には、素晴らしい但し書きがあります。
※この口座の権利は楽天株式会社が保有しています。
つまり自社のEC口座なのに、自社に権利がないという素晴らしい規約です。
今まで使っていた口座が使えなくなっただけではなく、新しい口座を開設する必要があり、しかもそれは「貸してもらっているだけ」という笑えない状態です。
新たな選択肢として
自社サイトでECを運営した場合、集客を自社で行う必要があるためサイトの管理、SEO、広告など大変な部分も出てくると思います。
しかし広告に関しても自社サイトなら、Facebook広告、Google AdWords、アフィリエイトなど様々選択肢があるので一番コスト効率が良いものを選ぶことが出来ます。
ECサイト運営者にとって新たな選択肢となったこのサービスの今後に期待です。
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