「ブショネ」人物の見分け方　肩書きだけで中身がカビている人

2015/01/25 2015/08/14

ブショネとは？

ブショネ（Bouchonne）というのはワイン用語で、コルク栓に付着した細菌などが原因となりワインにコルク臭やカビ臭がついて品質が劣化したものです。
銘柄や外見は変わらないので一見他のボトルと同じ品質に見えますが、味が落ちてしまっています。

人に例えると、肩書き（会社名、社内の役職、職歴、学歴、外見等）は立派だけど、中身の能力がそれに見合っていなかったり過去の実績は立派だけど現在の能力は肩書きに見合っていない人のことを指します。

社会人生活を送っていると、様々な肩書きを持った人に出会う機会があると思います。

ビジネスで人と会うとまず名刺交換から始まります。そこには必ず会社名と役職が書かれています。

しかし会社名が大企業でもベンチャー企業でも、名刺に書かれている内容でその人の能力は測れません。

企業の能力と本人の能力は別物ですし、役職も作るだけならタダなので給料をあげずに役職だけ与えておき働く人のモチベーション維持に繋げている事例もあります。

「ハイパーメディアクリエイター」という肩書きで話題になった方ほどではなくとも、企業の役職も一見立派ですが中身の伴っていないものは沢山あります。

ブショネの判別は非常に難しい

ワインの「ブショネ」もそうですが、肩書きだけで中身が伴っていない人を実際に見分けることは非常に困難です。

ワインの銘柄（肩書き）自体は嘘ではないので、ワインのブショネの判断もプロのソムリエでも意見が分かれることがあります。

自分自身、まだビジネス経験が浅く人の本質を見分ける目を養うほど沢山の人と会ってきたわけでもありませんし、修羅場を潜ってきたわけでもありません。

そのため、以前経営大学院の講義でゲスト講師として来て頂いた現役の上場企業創業者兼経営者の方から実際にお聞きした話が非常に参考になったのでご紹介致します。

（※具体的な企業名はあえて伏せます。特にその方の伝えたかった意図と自分の解釈が異なっていた場合、その方に迷惑がかかる可能性があるので。）

「ブショネ」を見分ける3つのポイント

・自慢話ばかりする人　特に過去の話が多い人

自身の自慢話をやたらする人には要注意です。特に過去の話が多い人はそれ以外話すことがないと言っているようなものです。

こういった人への対策として一度話題を変えてみましょう。能力がある人ならばとっさに振られた内容についても掘り下げて話すことが出来ます。逆に2〜3分したらまた自分自身の話に戻そうとする人は「ブショネ」確定です。

・有名人との関係を主張する人

やたら有名人と交流があることを主張したり、一緒に撮った写真を自慢気に見せる人などです。

話している本人はまるで友人であるかのように言っていても、相手からすれば顔見知り程度の可能性が大です。

・自分の年齢を隠す人

女性に年齢を訊いたら怒られそうですが、これはいかに自分の素を出せるかどうかということです。

自身の素を出せる人は、正確な現状分析が出来ており今後の課題もはっきりしています。

相手との距離もあると思うので、一概に最初から全部をさらけ出すことは出来ないと思いますが、何か訊いても毎回答えを曖昧にはぐらかす人には要注意です。

最後に、一番大切なことは「自分自身がブショネにならないこと」です。

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ふくえもん / FUKUEMON

デジタルマーケティングまわりを得意としています。主な職務経歴は、Twitter、Instagram、Facebookなどソーシャルデータを中心としたビッグデータ分析、オンライン英会話事業の立ち上げと運営、SNS広告運用、SEO事業など。お問い合わせ、ご依頼などは以下のページをご覧ください http://fukuemon.me/about-me/